DB(デザインビルド)方式

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公共工事においては、昭和34年に国土交通省事務次官通達により「設計・施工分離の原則」が明確化され、設計と施工を別々の主体(企業等)で実施することにより、設計のチェック・品質確保・コスト管理を図ることを基本としていました。しかし昨今では様々なメリットが期待できることから、この原則とは真逆の発注方式が注目されています。

DB(デザインビルド)方式とは?

DB(デザインビルド)方式とは、一つの企業が一体的に設計・施工を行うため、 二件同時に契約する 「設計・施工一括発注方式」のことです。

近年では、受注者がもつ新技術などの活用によリコスト縮減、工期短縮が図れる点、また、設計内容の熟知による高精度・高品質が期待できる点や、設計・施工の責任所在も明確になる点から注目されています。

DB(デザインビルド)方式のメリット

DB(デザインビルド)方式には以下の6つのメリットが挙げられます。

  • ①設計施工の責任の所在が明確になる。
  • ②発注者の調整業務を軽減することができる。
  • ③設計・施工期間の短縮が期待できる。
  • ④設計当初の段階から施工の専門家が関わることによって
     コストの縮減・時間の削減が期待できる。
  • ⑤受注者側へ設計に関わるリスクを移転できる。
  • ⑥事業の早期の段階で事業費を固めることができる。

DB(デザインビルド)方式のデメリット

DB(デザインビルド)方式には以下の5つのデメリットが挙げられます。

  1. ①チェック・バランス機能が働きにくい。
  2. ②初期段階で設計基準が明確でないので、
     完成後に発注者が期待に沿えないことがあり、各当事者間で紛争を招きやすい。
  3. ③発注者の係り合いの薄い分だけ、結果がその期待に沿わない可能性が生じる。
  4. ④受注者の選定前に完全で明確な条件を要求しなければ、
     プロジェクト後期に設計要求条件の変更は困難。
     仮に条件を変更できた場合でも高価となる。
  5. ⑤工期延伸の理由を発注者が理解しにくい。
【参考文献】

・公益財団法人水道技術センター「DB(デザインビルド)について」より
http://www.jwrc-net.or.jp/qa/01-58.pdf

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