建設業における労務費計算は「歩掛」なしでは出来ません。
歩掛とは?
歩掛(ぶがかり)とは、ひとつの作業を行うにあたり、必要な作業の手間を数値化したものです。国土交通省では建設工事、電気工事、機械設備工事それぞれの「標準歩掛」を毎年制定しており、国土交通省のホームページでも閲覧できます。歩掛は作業現場や材料、施工方法によって異なるので、状況に応じて都度調整する必要があります。
歩掛の計算方法
歩掛を計算で求めるとき、例えば1つの作業を1人で1時間かかるとして、その人が7.5時間働いた場合の歩掛は以下のようになります。
歩掛=(1人x1時間)÷7.5時間 = 0.13
もし、この作業を10箇所分行うとなると、歩掛は以下のようになります。
0.13 x 10 = 1.3
歩掛を用いると労務費も導き出すことが可能です。
労務費=所要人数(設計作業量×該当作業の歩掛)×労務単価(基本日額+割増賃金)
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