一人親方


一人親方とは?

一人親方とは、建設業などで労働者を雇用せずに自分自身と家族などだけで事業を行う事業主のことを指します。具体的には以下のいずれかに当てはまる場合、一人親方に該当すると考えられます。

  • 会社に雇用されずに、個人で仕事を請け負っている
  • 特定の会社に所属しているが、その会社と請負で仕事を行っている
  • グループで仕事をしているが、お互いに雇用関係はない
  • 親方の下で技能修得中の身であるが(弟子、見習い等として)、この親方とは雇用関係がない

一人親方が行うべき手続き

確定申告

企業に属さない一人親方は、年に1度「確定申告」を行い税金を納める必要があります。

社会保険と共済加入

国土交通省の「社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン」によれば、「適切な保険に加入していることを確認できない作業員については、元請企業は特段の理由がない限り現場入場を認めないとの取扱いとすべきである」とされています。それぞれの労働形態に合わせた社会保険に加入していない場合、現場への入場が制限されることがあるため、加入手続きを行う必要があります。

参考:国土交通省「みんなで進める一人親方の保険加入 社会保険加入にあたっての判断事例集」

労災保険の特別加入

本来、一人親方は労災保険の加入が認められていませんが、業務の実情や災害の発生状況を鑑みて、労働者を使用していない一人親方の事業主であっても特別加入できる仕組みが用意されています。

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