現場監督は、建設業法では主任技術者や監理技術者と呼ばれています。
建設業法によって定められた責務の中でも、特に重要な業務が工程管理です。
工程管理とは?
工程管理とは、着工~完成までの間で、各工事の順序関係や作業速度を総合的に計画し、ほか材料、労務、建設機械および予算を首尾よく手配・運用し契約条件の基準を満たす構造物を工期内に完成させるための管理を行うことです。
工程管理の目的は、工期内に与えられた工事を①高品質で②低コスト、かつ③短い時間で完成させることです。
工程表の種類
工程管理は工程表の作成から始まります。工程表にはいくつか種類があり、作成の難易度や各項目の見やすさなど異なります。
横線式工程表
縦軸に作業内容、横軸に作業の達成率を示す「ガントチャート」は、作業の進行状況が一目でわかります。
ガントチャートの他にも、縦軸に作業内容、横軸に作業予定日数を示す「バーチャート」は作業の所要日数がわかりやすいです。
横線式工程表は比較的作成がしやすい工程表といわれています。
曲線式工程表
縦軸に出来高、横軸に日数をとり工種ごとの工程を表す「グラフ式工程表」や、縦軸に出来高累計、横軸に期間をとり施行量の時間的変化を示す「出来高累計曲線」があります。
作業の進行状況がわかりやすいですが、出来高などを算出しなければいけないことから作成が少し難しい工程表です。
ネットワーク式工程表
1つの作業の遅れが、他の作業または全体の作業に与える影響が把握できる工程表です。
丸印と矢印の結びつきで工程を示すので、全体の作業の繋がりや順序が把握できます。
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