近年ビジネスモデルとして注目され、多くの企業が取り入れ始めている「サブスクリプション」。
携帯電話やスマートフォンの有料アプリや電子書籍、音楽・動画配信サービスの支払い方法として主流ですが、その他にも様々な分野でサブスクリプション型ビジネスが広まっています。

サブスクリプションとは？

サブスクリプション（subscription）とは、「サブスク」と略されるビジネスモデルの1つで、商品ごとに購入代金を支払うのではなく、一定期間製品やサービスを利用する権利として定期的に料金を支払う方式のことです。契約期間中は定められた商品を自由に利用でき、契約期間が終了すると利用できなくなるというのが一般的なサブスクリプション方式です。
英語では、「予約購読」や「定期購読」という意味で使われています。

元々は「Apple Music」や「Amazonプライム」「Netflix」などの音楽配信サービスや動画配信サービスをはじめとするデジタル領域で広まりましたが、現在では洋服や家具、車、サプリメントや食品等の非デジタル領域の製品にもサービスが増えてきています。

企業システムの分野では、「SaaS（Software as a Service）」などのサブスクリプション型のクラウドサービスが浸透しつつあります。

サブスクリプションのメリット・デメリット

サブスクリプションビジネスは、利用者にとってもサービスを提供する企業・事業者にとってもメリットの大きいビジネスモデルといえます。
一方で、サブスクリプションモデルにはデメリットもあります。
メリットとデメリットの両方を把握した上で、利用・導入を検討することが大切です。

＜企業・事業者の場合＞

メリット	デメリット
継続的に収益が上げられる 新規ユーザーの獲得につながりやすい 顧客の利用状況や、詳細なデータを把握できる 様々な商材に導入できる	サブスクリプション方式を導入するためのノウハウが必要 利益がでるまでに時間がかかる 常にサービスを改善し続ける必要がある すぐに解約される可能性がある

＜利用者・ユーザーの場合＞

メリット	デメリット
初期費用が抑えられ、コストパフォーマンスが良い 所有する必要がなく、モノの管理が不要 お試しがしやすく、知らなかったコンテンツに出会える	利用しなくても定額の料金が発生する 解約するとサービスが利用できなくなる 不要な機能・コンテンツが含まれる 複数のサービスに契約すると、費用がかさむ

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