墨出し

墨出し

設計図作成後、実際の工事着手前に建物を立てる基準となる点を示す作業があります。建設現場では最も重要かつ精密さが求められます。

墨出しとは?

墨出しとは、建築工事において、工事の進行に必要な線・形や寸法を表示することです。大工が墨壺を用いて墨で表示することから、「墨出し」と言われています。この表示に沿って多くの職人が作業を行うため、精度が要求されます。

現在はレーザー照射器でレーザー光を当てて、建物の柱・壁・天井・床が水平か直角か等を確認することもあります。

最新技術による墨出し

大工が墨壺を用いて寸法表示していた墨出しですが、最近ではスマートグラス等のウェアラブル端末を用いて行うことが可能となりました。

メジャーを用いて行う従来の墨出しでは、図面や寸法線を詳細に描き込んだものを準備する必要がありました。
一方、ウェアラブル端末では、3Dモデルを利用することによって、図面作成の手間が削減されるほか、墨出し動作が削減されたという事例も確認されています。

【参考文献】

・建設ITワールド GyroEye Holo活用事例より
https://ieiri-lab.jp/success/2017/09/outdoor-gyroeye-holo.html

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