公共事業における機能・品質の向上とコスト縮減の両立は、一層重要な政策課題となっています。
VEとは?
VEとは、Value Engineeringの略で、機能とコストの対比により最適な価値の確保を目指す取り組みを指します。
具体的には、現行の資材、機材、工法、あるいは慣例的な解決方法から離れて、「物ばなれ」「方法ばなれ」を敢えて行い、改めてその機能と手段の関係を見直し、新しい解決手段の可能性を発想し、それを実現していこうとするものです。
実施事例
対象業務 | 代替案のポイント | 本来検討される設計段階 | 原設計事業費 | 検討後事業費 | 縮減比 |
---|---|---|---|---|---|
歩道橋架け替え | 橋台を大きくして、橋脚を1基減ずる | 予備設計 | 303百万円 | 251百万円 (▲52百万円) |
17% |
エレベータの最適化 | 予備設計 | ||||
桁形式を鈑桁から箱桁に変更(景観重視、工費増) | 予備設計 | ||||
砂防堰堤 | 本堰堤裾部の根入れ構造の改善 | 詳細設計 | 600百万円 | 537百万円 (▲63百万円) |
10.5% |
本堰堤下流側の法面勾配を最適化 | 詳細設計 | ||||
副堰堤裾部の一部は岩盤を利用する | 詳細設計 |
・設計段階における最適な調達に向けて 国土交通省国土技術政策総合研究所より
http://www.nilim.go.jp/lab/peg/sve_guide.htm
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