アナログ作業をPROCES.Sによるデータ一元化で解消 ペーパーレス化・業務効率化が進み、総務も現場も負担が減った

  • 株式会社エクノスワタナベ
管工事業

株式会社エクノスワタナベ

事業内容
給排水衛生設備・空調設備工事、上下水道施設工事、環境保全施設工事、環境関連資材販売など
設立
1960年
資本金
3,000万円
社員数
80名
所在地
静岡県藤枝市緑町1-5-10
Webサイト
https://www.echnos.co.jp/
導入システム
建設業ERPシステムPROCES.S

株式会社エクノスワタナベは、1919年に創業した「百年企業」。
給排水衛生設備工事、空調設備工事を軸に、エクステリア(外構)工事や建設資材販売など、幅広い事業を展開している。また、30年以上前から持続可能な社会を目指した環境事業に参入。他社に先駆けてビオトープや屋上緑化などに取り組み、「自然と共生する快適環境提案業」をモットーに、地域の多様なニーズに対応している。

個人邸外構(エクステリア×ビオトープ)△ 個人邸外構 エクステリア・ビオトープ

強みは、徹底した施工管理。
高い技術力を背景に安定した工事品質を実現することで、顧客からの厚い信頼を得ている。これまで、商業施設や事務所、工場のほか、医療・福祉施設など、地域の暮らしを支える施設を施工。教育・行政関連の実績も多く、こども園や小中学校の校舎、県立高校・大学、市庁舎なども手がけている。

向陽学府小中一体校△ 向陽学府小中一体校
焼津市斎場会館△ 焼津市斎場会館
IAI庵原新工場△ IAI庵原新工場

株式会社エクノスワタナベは、従来のシステムを問題なく利用していましたが、工事台帳の印刷や請求・入金処理に手間がかかると感じていました。DX化の流れもあり、これらを解決するために新システムへの移行を検討し、最終的に内田洋行ITソリューションズ(以下、ITS)の建設業ERPシステム「PROCES.S」を導入。導入後はペーパーレス化が進み、経理関連業務全体が3割程度削減できたほか、現場でのデータ活用も進むなど、社内業務全体に改善の効果が現れました。

システム導入の課題と効果

導入前の課題

  • 毎月印刷する紙の工事台帳など、アナログの情報共有が負担になっていた
  • 請求書への内訳記載や複数案件の入金入力などができず、効率化が望まれていた
  • 全部署がシステムを活用できるわけではなく、総務の事務負担が大きかった

導入後の効果

  • ペーパーレス化が進み、印刷や本社立ち寄りなどの負担が解消
  • 請求・入金業務が効率化し、データ一元化で工事番号二重取得などのミスも減少
  • 現場がPROCES.Sの工事データを積極活用することで業務が円滑に

導入の背景

アナログの情報共有と請求・入金業務の効率性に課題を感じ、システム更新を検討

「PROCES.S」を導入しようと思った背景を教えてください。

当社では従来、ITSに開発してもらった基幹システムを長年使用していました。自社の仕組みに合わせてカスタマイズされた、とても使いやすいシステムだったのですが、長年使い続けるうちにいくつかの課題が出てくるようになりました。

当社はさまざまな事業領域を持ち、部署が細かく分かれています。システムを扱える事務担当者がいない部署もあるため、誤操作を避けるためにも現場で操作できる機能を一部制限。私たち総務側で入力・出力を行い、あとはアナログのやりとりで代替しなければなりませんでした。たとえば原価管理に欠かせない工事台帳は、月に一度A3サイズの用紙に印刷し、各部署用にファイリング。何十枚もの紙が綴じられた重たいファイルを棚に出し入れしながら、3時間ほどかけて作業していました。現場社員もその都度本社に立ち寄って台帳を確認しなければならず、負担になっていたと思います。

その他、仕様上の細かな改善点も見つかっていました。旧システムは、請求書発行時に内訳が記載できない仕様だったため、請求明細を記録するためのExcelファイルを別に作成していました。
また入金処理は、お取引先ごとではなく、請求書1枚ごとに入力する形だったため、たとえば3件の請求が発生しているお取引先からまとめて入金があった場合も、3回に分けて入力しなければなりませんでした。

DX化の流れが加速する中で、手作業を減らし、業務全体を管理しやすくするために、新しいシステムでデータを一元化しようという流れができました。

導入のポイント

信頼を寄せるITSから提案を受け、
課題解決につながるPROCES.Sを選択

「PROCES.S」を選んだ決め手は何でしたか?

長いお付き合いのITSにまず相談し、建設業に特化したERPということで提案してもらったのがPROCES.Sでした。
基幹業務をカバーしつつ、データを一元化できるのはもちろん、課題だった請求書への内訳の記載など、改善したかった私たちの課題にも対応できると思いました。PDFやExcelなどへのデータ出力も簡単にできることなども含め、業務改善につながるシステムだと考え、導入を決めました。

「PROCES.S」の導入を決めてから運用を開始するまでの流れを教えてください。

導入決定後の2020年度に、準備が始まりました。
当社側では、旧システムからの移行にあたってPROCES.Sへの手入力が必要な一部の工事について、データ入力を順次実施。ITSに来社してもらって操作方法のレクチャーを受け、徐々にPROCES.Sに慣れていきました。
移行はスムーズに進み、1年以内で本稼働に漕ぎつけることができました。

ITSに相談して実現したことを教えてください。

ITSにはいろいろとお願いしてしまったのですが、とくに帳票の見え方については相談のうえ調整してもらいました。
旧システムとPROCES.Sでは、帳票上の項目名が少し異なる部分がありました。社員にPROCES.Sに慣れてもらうことも大事ですが、変化がストレスになっては受け入れてもらえません。
ITSに各項目名の文字列や表示順などを調整してもらうことで、社員の負担を減らすことができたと考えています。

社員の皆様△ インタビューのご様子

導入の効果と今後の展開

ペーパーレス化が進み、経理関連業務も3割削減
現場がデータを積極活用するように

実際に「PROCES.S」の運用を始められて感じたことや、得られた成果について教えてください。

ひとつは、ペーパーレス化が大きく進んだことです。
課題だった工事台帳も、導入当初はまずPROCES.Sから印刷したものを社内に展開。PROCES.Sの仕様に慣れてもらったうえで紙を止めて、PDFで各部署に共有する形に変えました。3時間がかりのファイリングの手間がなくなりましたし、現場社員も本社に工事台帳を見に来る必要がなくなったので、業務負担が大きく減りました。

お客様への請求・入金業務も、スピーディーになりました。
最初に工事登録をしてしまえば、請求先も含めてPROCES.S上ですべてデータが紐づくので、その点はかなり時短になっています。
請求書は内訳を表示するか、「一式」の形にするか選んで発行できますし、入金処理も請求書ごとでなく、お取引先ごとにまとめて入力可能。しかも、それが一覧の状態で表示されるので、「このお客さまは、〇月の請求がずっと未入金になっているけど、なぜだろう?」とミスに気づきやすくなりました。

ミスの減少という部分で言うと、工事番号の二重取得は激減しました。現場社員は見積もり作成などに追われているので、以前は「数日前に取得したのを忘れて新しい番号を取り、工事が終わったあとに気づく」というケースが散見されました。PROCES.Sは検索機能が充実していて、工事現場と工事名を入れれば、すぐに番号発行の有無を確認できるので、こうしたミスを未然に防げます。

あくまで感覚ですが、PROCES.S導入後、経理関連の定型業務にかける時間を3割程度削減できたと思っています。さまざまな業務を同時に進めなければならない中、これは大きな効果です。

そのほかにも、PROCES.S導入による良い影響はありましたか?

先ほどの検索の話につながるのですが、社員がちょっとしたことをPROCES.Sで調べられるようになったことです。
ユーザーは事務担当者がほとんどで、「閲覧するだけ」の社員が多いのですが、たとえば設備の修理を担当する部署は「今までどんな工事をしたか」「どんな部品を使ったか」をPROCES.Sで確認しているそうです。データの一元化で現場側が簡単に工事情報にアクセスできるようになったからこそ、実績に基づいた工事内容の提案や、部品などの適切な調達に役立っています。

あとは、ほしいデータがすぐに出力できるようになったのは良かったですね。自分で好きな項目を選べるので、経営層から売上データの照会を受けた際も、期別や部別など、求めに応じて柔軟に対応できます。

ITSの担当者には、どのような印象をお持ちですか?

ITSには導入当初から、当社の細かな「わがまま」に嫌な顔一つせず丁寧に対応してもらっています。
とくに導入して数年のうちは、エラーが出ると「これでいいのかな?」と不安になり、メールや電話で都度連絡してしまったのですが、すぐにフォロー・対応してもらえたのはありがたかったです。営業担当者も、いつも当社に寄り添った提案をしてくれるので助かっています。

今後、「PROCES.S」をどのように活用していきたいですか?

今後、PROCES.Sのクラウド版への移行を前向きに検討しています。クラウドであればインターネット環境があればどこでも利用できますし、社員の業務効率アップにつながります。また、現状は郵送でやりとりしている注文書・注文請書の電子化など、さらなるペーパーレス化も進めたいと思っています。

PROCES.Sは、大企業だけでなく、サブコンや中小を含め、建設業の実務に柔軟に対応できるERPです。
導入によって業務を棚卸することで、今までの仕事のやり方を見直して、業界標準に近づけることができますし、新しい取り組みを進めるきっかけにもなると思います。DX化を進め、現場社員の手間を減らすために、当社は引き続きPROCES.Sを活用していきます。

総務部ご担当者のみなさま△ 総務部ご担当者のみなさま

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