クラウド版によるバージョンアップで サーバー更新や保守切れの心配不要・データ安全性確保

  • 宮永建設株式会社
土木工事業

宮永建設株式会社様

事業内容
  • 土木工事 / とび・土工工事 / 建築工事 / 他
  • 宅地造成及び分譲 / 不動産の売買及び斡旋
  • 造林の設計及び請負 / 造材・製材等の請負及び販売
  • 建物及び公園等公共施設の清掃等
  • 介護保険法に基づく痴呆対応型共同生活介護事業
  • 介護保険法に基づく通所介護事業
設立
昭和30年(1955年)
資本金
9,000万円
社員数
80名
本社所在地
北海道石狩郡当別町栄町819番地

システム導入の課題

導入前の課題

  • データの安全性を高める
  • 法改正時のサポート対応
  • サーバー更新や保守切れの心配が不要

導入の背景

法改正対応サポートの対象外、Windows XPのサポート切れ、サーバーの保守切れ等が重なり、バージョンアップを検討

『サーバー更新や保守切れなど外部環境の影響を受けないシステム運用を可能に』

宮永建設株式会社さまは、創業60周年を迎えられる建設会社です。道路・河川・橋梁・下水道施設・農業施設などの土木工事を主体とされています。平成13年に導入したPROCES.Sバージョン(V3)のサポートの終息に伴い、法改正対応がサポート対象外となってしまうこと、Windows XPのサポート切れ、サーバーの保守切れ等が重なり、バージョンアップを検討されていました。

宮永 烈雄 様▲宮永建設株式会社 専務取締役 宮永 烈雄 様

当社からのご提案は、将来的にサーバー更新や保守切れの心配が不要となり、データの安全性も高まるPROCES.Sのクラウド版によるバージョンアップです。クラウド版PROCES.Sの選定理由またクラウドを利用するメリット・デメリット等、バージョンアップに携わった専務取締役の宮永様に直接お話し頂きました。

バージョンアップ検討の経緯

バージョンアップ検討の経緯

バージョンアップの提案内容

工事マスタに枝管理が追加
→工事コードの下に『枝番号』をつける事が可能になり、小工事、雑工事等は枝番号で管理可能。
また、枝工事毎に原価管理、入金管理の「する」「しない」を選択も可能

帳票カスタマイズツール
→帳票の照会画面で列設定で作成した並びのままで帳票を出力することが可能。 
(前バージョンではExcel出力のみ)パッケージの帳票をユーザー様で自由に加工(項目追加/並び替え)する事が可能となる為、帳票カスタマイズを大幅に削減することが可能

支払条件の変更
→支払い条件の変更が「取引先マスタ」「注文書入力」「請求書入力」「支払入力」(支払い時)でそれぞれ可能。
条件変更発生の都度、マスタを変更する必要がない

同時接続ユーザーライセンスの採用(利用者の拡大)
→PROCES.SV5は端末にインストール不要のため、同時使用ユーザーライセンス
(同時に利用する台数が購入ライセンス数の制限以内であれば使用できる)の採用で、
利用者に制限がなく全社でのご利用が可能

導入形態

従来型

オンプレミス(自社運用)
自社管理下にある設備にサーバーなどの機材を設置し、システムを運用する形態

クラウド型

SaaS
データセンター等にある仮想化された環境とそこにあるシステムを使用料を払い利用する形態
Haas
データセンター等にある仮想化された環境を使用料を払い利用する形態自社で購入したシステムの導入も可能

クラウド版のメリット・デメリット比較

メリット

  • 通常の購入よりも安価な初期費用で利用を開始する事が出来、ご担当者が導入しやすい。
  • 通常版のPROCES.Sとほぼ同一のラインナップをクラウドサービスで利用可能。
  • 通常版PROCES.Sと同様にユーザー様毎のカスタマイズにも柔軟に対応可能。
  • サーバー老朽化によるメンテナンス切れ、新OSへの対応等の外部環境の変化をあまり受けずにシステムを運用する事が可能。
  • 社内にサーバーを置く必要がないのでハード障害等の影響がなく、運用管理担当者の負担を軽減する事が可能。
  • システムのバージョンアップ、サーバー入替え等、今後運用していく上で発生しうるイニシャルコストが削減可能。
  • 人員追加の際のライセンス追加が容易に可能。逆に組織変更や部門統合等によりライセンスが不要になった場合にすぐに適正な対価へ変更する事が可能。

デメリット

  • 長期的にみるとトータルコストが必ずしも安くなるとは限らない。
  • 回線環境(速度)に影響を受けやすい為、セキュリティも含めたインフラ環境の整備が必要。

導入のポイント

システム選定の理由

通常版とクラウド版を比較した結果、「月額の総負担費用は通常版より若干割高であった」が、

  • 将来的にサーバー更新や保守切れの心配が無くなる
    新OSへの対応、保守切れのための延命投資、ハード障害時の対応
  • 日々のサーバーの管理が不要となる
  • データの安心安全性が高まる
    データのバックアップを取る必要もなく、安心したシステム運用が出来る

上記のことも踏まえ検討した結果、【クラウド版PROCES.S】でバージョンアップすることに決定

クラウド版PROCES.Sシステム全体像ご紹介

システム全体像

システム全体像

導入の効果と今後の展開

クラウド版PROCES.Sへのバージョンアップ効果

現状感じている効果

  • サーバーのインストール作業が無くなった(PROCES.S V3導入時は自社で行っていた)
  • ウイルスソフトのインストールが不要となった
  • 電気代が安くなった
  • インターネットに接続できる環境であれば、いつでもどこでもPROCES.Sが操作できる(利用場面の拡大)
  • 初期投資費用が安く済んだ(通常版でバージョンアップした場合の初期費用の1/2程)

将来的に考えられる効果

  • クライアントPC故障時の煩わしさが無くなる
    (PROCES.SV5はクライアントへのインストールが不要)
  • UPSが不要なため定期的な電池交換作業も不要
  • サーバー更新費用がかからない
  • サーバーの障害の心配がない
  • サーバーのスペック拡大(HDD,メモリ等)が容易に可能となる。(システムの拡張時等)
  • BCP対策(事業継続計画)にも有効となる

今後のシステム展開について

宮永 烈雄 様

今後の展開としては、原価管理の強化を考えています。
現在、現場側では単体版のソフトを利用し個々で原価管理を行っていますが、今後は各工事の原価管理の方法・手法を会社で統一し、最終的な利益予想をより正確に把握できるような仕組みを導入したいと考えています。
それにより管理会計の実現も図りたいですね。
また、今回バージョンアップの際にJV管理と手形管理の導入は見送りましたが、会社の動向を見ながら再度検討したいですね。

弊社担当営業より

担当営業

PROCES.Sのラインナップの中に「現場原価管理システム」というモジュールがあり、実行予算をベースに工種別に原価の投入(出来高)や今後の支出見込の金額を入力ができる仕組みとなっております。
また、入力されたデータはPROCES.Sの財務データに連動することで支払まで一気通貫の仕組みを実現でき、正確な原価管理と合わせて業務の効率化が図れます。
最近、他のお客様でも現場原価管理の導入も増えつつあり、様々なノウハウを活かした形でご提案させて頂きます。
現在ITSではPROCES.S以外にも取扱い可能なソリューションも増えており、色々とご提案可能な事もございますので今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

※掲載内容は取材時点のものです。

成功へと導いた導入ツール

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