白石建設株式会社様
- 事業内容
- 総合建設業
- 設立
- 昭和24年5月10日
- 資本金
- 10億円
- 社員数
- 116名(平成27年4月現在)
- 本社所在地
- 東京都杉並区高円寺南4-15-11
システム導入の課題
導入前の課題
- システムの老朽化
- 消費税増税などの法令改訂
- 長く使い続けられるパッケージ化された製品
導入の背景
システムの老朽化、サポートの終了で本格的に検討
『可能な限りカスタマイズ不要な、長く使えるパッケージシステムを選択した』
旧システムは構築当時からカスタマイズを重ねてきて、かなり無理が出てきていました。Windows XPの終息や今度の消費税増税にも対応しなければならない中で、開発会社のサポートが終了してしまい、これ以上使い続けていくことができない状況になってしまいました。当社では一定の規模の案件に対して適用する工事進行基準での管理も、旧システムでは対応することができない状態だったのです。
そこで、新しく導入するシステムは、それらがパッケージで標準化されたものにしたいと考えていました。
それまでは当社の業務にシステムの方で合わせた構成になっており、また使用する側も慣れていたので、業務の流れに沿った使いやすい内容になっているように見えていました。しかし、実は非常に面倒な処理を行っており、二度手間な入力も多く、結果的にはコストがかかっている状態でした。 システムを業務に合わせるやり方をそのまま新システムでも踏襲してしまうと、構築コストがかかるだけでなく、今後またOS対応や法改正などがあるたびに、その都度カスタマイズを行なうことになります。
そこで、業務の方を見直してでも、カスタマイズは極力しないことで、長く使い続けることができるパッケージシステムを選択しようと判断しました。 システム構築のための要件定義の場でも、ITSさんには、業務担当者からカスタマイズの要望が出ても容易には応じないように、と伝えたほどでした。
PROCES.Sは建築業向けERPシステムとして完成されたものだから、それに業務を合わせることはできるはずだと思っていましたし、最終的にカスタマイズを行なったのは、アウトプット系の機能における、どうしても必要な部分が中心になり、希望に近い形になりました。
導入の効果と今後の展開
『さまざまな運用サポートにも非常に期待している』
「PROCES.S」導入後、御社の課題は解決しましたか?
昨年(2015年)のシステム稼働後に初めて迎えた9月の中間決算で出てきた改善ポイントが、現在は全て解決しており、問題なく稼働しています。
当社が手がける幅広いジャンルの工事、扱う項目の細かさにも対応して管理できています。
今後は、負荷が集中している処理をうまく分散していきたいと考えています。
現場の担当者の業務スキルが一定ではない中で、誰がやっても同じ処理が行われるよう、操作方法のわかりやすさやマニュアル化など、様々な方法で改善できればと思います。
また、そのような運用面でのサポートも用意されているという部分も、パッケージを導入したことの利点と考えており、ITSさんには期待していますね。